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こんな暮らし

オーストラリアと日本を行ったり来たり。生活を見直すブログ。

青魚が食べたいのに オーストラリアのシーフード

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海があるからといって、魚介類が身近なものとは限らない

オーストラリアは海に囲まれているのに、手に入る魚の種類は限られています。きれいな海がすぐそこにあり、海に親しむ人たちも多いのに、新鮮な魚介類はあまり身近に感じません。

日本では、大昔から季節に応じた海の幸をふんだんに食生活に取り入れてきました。肉を日常的に食べるようになるまでは、魚介類が貴重なタンパク源であり、おいしく食べる工夫もたくさん生み出してきました。新鮮なものが手に入るからこそ、生の魚を食べる文化も発達し、刺身や寿司は、日本料理の代表的な存在として世界中で受け入れられています。

日本人の感覚では、海の近くといえば海の幸が堪能できるというイメージを持つ人もいますが、世界中どこでもそうとは限らないのです。

オーストラリアの魚売り場

オーストラリアのスーパーに行ってみると、肉売り場は広く幅を利かせているのに、魚売り場はほんの1角にひっそりとあるだけです。もちろん、お店によりますが。

生の魚で一番手に入りやすいのは、サーモンです。タスマニアで養殖されているサーモンは、とろけるような味わいで、日本の鮭にも負けないおいしさです。シンプルに塩コショウをして、オイルでソテーにして食べることが多いです。

しかし、値段はかなり高めで、1kgあたり35ドル前後(100gあたり約280円)くらいです。切り身になって売っていますが、その切り身がかなり大きくて1切れ200gくらいあります。2切入ったものを買うと、10ドル(約800円)前後になりますから、ちょっと贅沢な食材です。

あとは、スナッパー、バラマンディと呼ばれる白身魚や加熱用のマグロが切り身になって売られていますが、これらもサーモンと同様、肉類に比べると値段は高いです。

また、オーストラリで採れる魚介類として、生ガキ、ホタテムール貝、ロブスター、エビなども魚売り場には並んでいますが、これらは特別な日の贅沢品という感覚です。

また、冷凍の魚売り場も利用できます。ホワイティング(キス)、ホキ(メルルーサ)、シャーク(サメ)などの切り身が大量パックになって売られています。生の魚より、値段は手ごろですが、淡白すぎて味気ない感じです。

もちろん、スーパーだけでなく、専門の魚屋さんもあります。お店には、氷の上に尾頭付きの魚がたくさ並び、刺身用の新鮮なサーモン、マグロ、ヒラマサ(ぶりの仲間)も買うことができます。値段は高いですが、その新鮮さは、スーパーとは比較にならないほどです。

青魚が食べたい

私が日常的に食べたくなるのは、日本でおなじみのアジ、サバ、イワシ、サンマなどの青魚たちです。日本では、これらの魚は値段も安く、栄養たっぷりで、まさに毎日の食卓に頻繁に登場する庶民の味方です。

また、これらの魚は、下ごしらえも簡単で、そのまま塩焼きにして食べられるし、大きさも手ごろなので自分でさばくことも可能です。

しかし、このような青魚はオーストラリではほとんど見ることができません。シドニーなどの大きなフィッシュマーケットに行ったらあるのかもしれませんが、私のような一般庶民が手軽に購入できるものではありません。

そこで、よく利用するのは、アジア食材店の冷凍魚です。台湾から輸入されてくるサンマは3尾パックで約4ドル(約320円)と日本で買うのと変わらない値段です。脂ののったサンマの塩焼きは、今では夫の大好物で、箸で骨をよけて食べるのもとても上手になりました。サンマの塩焼きは、夫のリクエストで、週に1回は我が家の食卓に登場します。韓国から輸入された冷凍のサバの切り身もよく利用していましたが、最近はあまり見かけません。日本から輸入される冷凍の塩サバ、しめサバ、アジやホッケの干物なども時々利用します。

健康のためにも青魚をもっと食べよう

南半球の海には、イワシやサンマなどの群れはやってこないのでしょうか。オーストラリア人の嗜好はまだ魚より肉という傾向が高いからでしょうか。それとも、高級なシーフードのほうが商業的には効率がいいからでしょうか。オーストラリで青魚が手に入りにくいのは、いろいろな要因があるのでしょう。

オーストラリアでも、DHA,EPAなどの魚のオイルのサプリを利用している人が多いですが、そのようなものに頼らなくても、サンマやイワシなどの魚を日常的に食べたほうがずっと健康的です。そのようなキャンペーンを強く推進したら、もう少し青魚が身近になる日が来るかもしれませんね。

 

今日の笑顔にありがとう。