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こんな暮らし

オーストラリアと日本を行ったり来たり。生活を見直すブログ。

砂糖いろいろ 上白糖を使うのは日本だけ

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日本で、料理に使う砂糖は「上白糖」ですが、オーストラリアでは、「Caster sugar (カスターシュガー)」という砂糖が一般的に使われています。日本でいう「グラニュー糖」です。スーパーなどでも上白糖を売っているのを見たことがありません。

上白糖とグラニュー糖の違い

上白糖もグラニュー糖も、主にさとうきびを原料に製造されています。日本ではさとうきびの国内生産は全体の約30%程度で、ほかはオーストラリアやタイからの輸入に頼っています。

これらの原料が収穫されると、すぐにつぶして汁を絞り、濃縮して、ショ糖の結晶を取り出します。これを粗糖(原料糖)といいます。外国から輸入される場合はこの粗糖の状態で持ち込まれます。さらに、この粗糖からさらに不純物を取り除き、透明な結晶として残ったものが精製糖です。

この精製糖を加工することによって、上白糖とグラニュー糖が作られます。

精製糖のうち、ハードシュガー(ザラメ糖)と呼ばれるものがあります。このザラメ糖を溶けやすいように粒を細かくしたものがグラニュー糖です。さらさらとした感触があります。ショ糖成分は99.9%です。

  • 上白糖

精製糖から加工されたソフトシュガーと呼ばれるのものの一つが上白糖です。上白糖は、精製糖の結晶をさらに小さくし、結晶の表面に約1%の水分と転化糖ビスコを添加しています。そのため、表面に水分が保持されているので、グラニュー糖よりも、しっとりとした感触があります。成分については、水分が増えた分、ショ糖成分が低くなり、98.7%です。

 違いは味にも

ラニュー糖は、最も純度の高い砂糖です。ですから、味にくせがなく、すっきりした甘さがあります。コーヒーや紅茶などに入れても、その香りを損なうことがありません。また、メレンゲスポンジケーキ作りになど、洋菓子作りにもグラニュー糖は向いています。

上白糖には転化糖が含まれる分、グラニュー糖よりも甘みが強くなります。しっとりとした甘さは、日本料理向きと言えるでしょう。

そのほかの砂糖

  • ブラウンシュガー

そのほか、オーストラリアでよく使うのが「ブラウンシュガー」で、日本では「赤糖」と呼ばれ、「黒糖」に近いものです。

黒糖は、さとうきびの絞り汁をそのまま煮詰めて作られているので、精製度が低く、ミネラル分が多く含まれていて、特有の強い風味があります。

日本の黒糖は塊になった状態ののものが多いですが、オーストラリアのブラウンシュガーは、上白糖のようにしっとりとした粒子状になっているので、使いやすいです。素朴な味のお菓子作りにはもちろん、コクを出したい煮込み料理などにもよく使われます。義母がスパゲティボロネーゼのソース作りに使っていたのを見て、私も真似をしています。

  • ローシュガー

また、「ローシュガー(Raw sugar)」という砂糖もよく見かけます。「Raw」は加工していないという意味がありますが、ブラウンシュガーよりも不純物は取り除かれた状態なので、薄茶色をしています。名前からは、精製度の低い砂糖というイメージがあり、健康志向の人に好まれていますが、ショ糖濃度は白い砂糖とそれほど変わらないようです。私の感覚では日本の「三温糖」に近い感じがします。

さらに知りたいこと

なぜ日本では上白糖が一般的に使われているのか、もう少し調べたかったのですが、詳しい経緯はよくわかりませんでした。また専門の文献などで調べてみたいと思います。

 

今日の笑顔にありがとう。