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こんな暮らし

オーストラリアと日本を行ったり来たり。生活を見直すブログ。

無洗米 メリットがこんなにあった

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日本は実りの秋を迎え、そろそろ新米が食卓に登場する時期でしょうか。おいしく炊き上がったツヤツヤの新米は、それだけで贅沢なごちそうですね。

最近の日本のお米市場では、楽しいネーミングで新しい品種のお米がたくさん発売されています。それと同時に、無洗米の消費も広がっています。

オーストラリでも、日本食材を扱うお店に行くと、日本から輸入された無洗米が販売されています。

無洗米の加工方法

無洗米のほとんどは、BG精米製法という技術を用いて作られています。このBG精米製法の精米機が登場したのは1991年のことです。

BG精米製法のBはBranのぬかという意味で、GはGrindの削るという意味があります。

玄米から、表面のぬか層を取り除いて精白したお米の表面には、まだ「肌ぬか」という層が残っています。この肌ぬかの粘着性を利用して引き剥がすことによってぬか成分のまったくない無洗米ができるのです。

メリットは手間が省けるだけじゃない

無洗米の一番のメリットは、米を研ぐ手間が省けるということでしょう。おいしいご飯をたべるためには、米研ぎという作業は、どうしても切り離せないものでした。寒い冬でも、冷たい水に手を入れなければならないし、忙しいときでも省略できない作業でした。

しかし、実際には無洗米のメリットはそれだけではありません。

手で米を研ぐという方法で表面のぬかを取り除くとき、力任せに研いでしまったり、研ぐ回数が多かったりすると、表面の肌ぬかだけでなく、旨み成分まで壊れて取り除かれてしまいます。しかし高度な技術を使って、機械で肌ぬかを取り除く工程では、余分なぬかだけが取り除かれ、表面の旨み成分を取り除いてしまうことがありません。したがって、無洗米は食味もいいという大きなメリットもあるのです。

また、米を研がなくてもういいということは、米のとぎ汁が出ないので生活排水の面でも環境に優しいとされています。

災害に備えた備蓄用にも

最近は、災害用の備蓄食料としても、家庭でも無洗米を備蓄しておくことが奨励されています。災害で水道が止まってしまっても、非常時の必需品であるペットボトルの水と卓上コンロが揃っていたら、ご飯を炊くことができます。

最低限の水があれば、主食が調理ができるというのはとても心強いと思います。災害時の身も心も疲れ果てているとき、温かい白いご飯が食べられるだけで、日本人なら誰でもホッとした気持ちになるでしょう。

値段の比較

地元のスーパーで、コシヒカリの値段を調べてみました。普通の新潟産こしひかりは5kgで2180円ですが、同じ銘柄の無洗米は2280円でした。たった100円ほどの違いで、毎日の米研ぎの手間も省け、おいしいご飯が食べられるのなら、ぜひ取り入れたいと思う人は多いのではないでしょうか。

これからさらなる普及が期待される

日本では無洗米の普及率はどのくらいなのでしょうか。スーパーのお米売り場を見ると、まだ普通のお米の方が圧倒的に多く、販売商品の割合から見ると20〜30%くらいかなと思います。

実家の母も、無洗米の存在は知っていても、今までの習慣で普通のお米を買っています。母の場合は、米を研ぐことをめんどくさいとも感じず、当たり前の家事の一つとしてやっているので必要性を感じたことがないのだと思います。

世代にもよると思いますが、無洗米を使うことに対して、正統派の方法でないというようなイメージで、未だに抵抗がある人もいるのも理解できます。

私も、今回調べてみたことで、無洗米は、現代の合理的な暮らしの理にかなった商品であることを改めて知ることができました。これからは、無洗米がさらに一般的なお米として流通する日が来るのかなあと思っています。

 

今日の笑顔にありがとう。