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こんな暮らし

オーストラリアと日本を行ったり来たり。生活を見直すブログ。

大切な祝日 秋分の日

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私たち日本人にとって、「秋分の日」「春分の日」が祝日になるのは、当たり前のことです。しかし、オーストラリアでは、これらの日は、お休みではありません。

秋分の日が休日であるわけ

もともと、秋分の日、春分の日は、仏事の一つである「お彼岸」の中日でもあります。春、秋ともに、お彼岸は中日を挟んで前後3日を含めた7日間を指しますが、この期間には、ご先祖様に供物をそなえ、お墓参りをして、ご先祖様の霊を慰めます。

宮中でも、この春分の日秋分の日を、それぞれ「春季皇霊祭」「秋季皇霊祭」とよび、歴代の天皇の霊を祀る儀式が行われてきました。その「春季皇霊祭」「秋季皇霊祭」が、明治11年から祝日と定められ、その後、昭和23年からは「春分の日」「秋分の日」と名前を変えて、「祖先をうやまい、亡くなった人々をしのぶ」ことを趣旨とした祝日として定められているのです。

ご先祖様を敬う気持ち

秋分の日は9月ですが、8月にはお盆があり、そのときにもご先祖様のお墓をお参りし、供養をしています。そう考えると、日本人は仏教を通じて、ご先祖様を敬う気持ちをとても大切にしていることを実感します。

お盆やお彼岸が来るたびに、亡くなった肉親のことを思い出し、さらに遠いご先祖様たちのおかげで今の私たちがあることに感謝することができます。全国的に行われる伝統的な行事の一つとして、そのような考え方が次世代にも伝えられていくことは、とても重要なことだと思います。

オーストラリアでは宗教の違いからお彼岸やお盆という行事がないのはもちろんですが、ご先祖様のお墓にお参りに行く機会はあまりありません。故人の命日や誕生日にお参りすることもあるようですが、亡くなってから数年経つとなかなか足を運ぶ機会が減っていくのが現状のようです。

季節の節目を感じる日

秋分の日」と「春分の日」が休みなのは日本だけですが、天文学的に昼と夜の長さが同じになる日であるということは世界共通です。オーストラリアは南半球で、日本とは季節が逆なので、日本の秋分は、オーストラリアでは春分となり、これからだんだん昼の方が長くなっていきます。

日本では、「暑さ寒さも彼岸まで」ということばがあり、この頃になると夏が急に去ってしまうような感じがしたり、突然春めいてくるのを実感する時期でもあります。

そのような意味では、日本人にとってこの「春分の日」「秋分の日」の祝日は、季節の移り変わりを確認するためにも重要な日でもあるような気がします。オーストラリアで、夫に「今日は昼と夜の長さが同じだよ。これからだんだん昼が長くなるね」などと話をすると「もうそんな時期か」といつもの会話が繰り返されますが、私が言わなければそんなことを気に留めることもなさそうです。

秋分の日」についていろいろ調べてみると、日本では、仏教の思想とともに、二十四節気や雑節などを用いて昔ながらの季節の行事も大切にしてきたことがわかりました。

今年の「秋分の日」は、ご先祖様に感謝をしながら、日本の暮らしに想いを馳せることができました。

 

今日の笑顔にありがとう。