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こんな暮らし

オーストラリアと日本を行ったり来たり。生活を見直すブログ。

オーストラリアのデイライト・セイビング 賛否両論

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夏時間スタート

10月になりました。オーストラリアでは、季節が反対なので、これからだんだん夏に近づいていきます。そして、10月の第1日曜日から、サマータイムが始まりました。

オーストラリアでは、サマータイムのことを「デイライト・セイビング(Day light saving)」と言います。まさに、お日様が出ている時間を有効に使おう!という考え方です。

州によって時間はバラバラ

オーストラリアは、国土が広いので、国内の離れた都市間で常に時差があります。シドニーを基準にすると以下の通りです。標準時でも、東のシドニーと西のパースでは2時間の差があります。また30分刻みの時差も複雑に感じます。

         (標準時)       (夏時間)

  シドニー   12:00pm    12:00pm *

  メルボルン  12:00pm    12:00pm *

  ブリスベン  12:00pm    11:00am 

  ケアンズ   12:00pm    11:00am 

  アデレード  11:30am    11:30am *

  ダーウィン  10:30am     9:30am

  パース    10:00am     9:00am

  東京     11:00am    10:00am

                  (*はデイライトセイビングの実施あり)

 

さらに、デイライト・セイビングを実施する州としない州があります。詳細は以下の通りです。

  実施あり ニューサウスウエールズ州(シドニー

       ビクトリア州メルボルン

       南オーストラリア州アデレード

       タスマニア州ホバート

  実施なし クイーンズランド州ブリスベンゴールドコーストケアンズ

       西オーストラリア州(パース)

       ノーザンテリトリーダーウィン

このように、夏になるとさらに各州の時間は複雑になります。シドニーブリスベンでは経度が近いのに時差が発生したり、東のシドニーと西のパースの2時間の時差は3時間とさらに大きくなってしまいます。

仕事上の業務連絡や、何かの問い合わせをするときには、全国展開の企業の場合は、気をつけなければなりません。パースではやっと始業時間になったと思ったら、シドニーではもう昼休みになっていたり、今日中にシドニーの本社に連絡をしなければと思いついても、すでに就業時間をむかえていたりと、タイミングを考えないと時間を無駄にすることが多いのです。

プライベートの電話でも、自分の生活時間に合わせて電話をかけたら、相手はまだ(もう)寝ていたということもあるので、同じ国内でありながら、時差を考慮する必要があるのです。

デイライトセイビングの賛否両論

今から10年ほど前に、西オーストラリア州で3年間のデイライトセイビングの試行期間がありました。実際にデイライトセイビングを経験したあとに、住民投票が行われましたが、結果は反対多数となり、デイライトセイビングの実施には至りませんでした。

私も含め大多数の人は、デイライトセイビングで8時すぎまで太陽が出ている生活はとても有意義に感じると思います。仕事が終わって、夕食を食べてからもまだ外が明るく、ゆっくりと庭に出たり、犬と散歩に出かけたりするゆとりがあり、長い1日を満喫している感じがします。

西オーストラリア州でデイライトセイビングに反対をした人々の多くは農業に携わる人々でした。朝早くから家畜の世話をしたり、作物の世話をする農家の人たちにとっては、朝の時間はとても貴重です。デイライトセイビングは、夜の太陽を1時間有効に使う代わりに、朝の太陽は1時間なくなってしまうのです。

時計でなく日の出に合わせて仕事をしたらいいだけのことでは?と考えたりもしますが、そんな単純な問題ではないのでしょう。農家の人にとってはかなり深刻なことなのかもしれません。

国土の広い国の中で、さまざまな意見があるのは理解できますが、1つの国の中で時差が変動するのは面倒な感じがします。小さい町で暮らしていたらあまり関係ないことではありますが、行動範囲が広がり、情報交換の範囲も広がってくると影響は大きくなっていきます。

 

今日の笑顔にありがとう。