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こんな暮らし

オーストラリアと日本を行ったり来たり。生活を見直すブログ。

おすすめローカルフード 「チリ マッスル (Chilli Mussels)」 

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「チリマッスル」を楽しむ

オーストラリアに来たらぜひ食べてほしいローカルフードの一つに「チリマッスル(Chilli Mussels)」があります。

オーストラリアでは、ムール貝のことを「マッスル(Mussel)」と言います。

「チリマッスル」は、ムール貝を唐辛子を効かせたトマトソースで煮込んだものです。レストランで注文すると、大きなボウルに山盛りになったチリマッスルが運ばれてきます。ムール貝は殻付きなので、殻を開いて中の身を取り出して食べます。取り外した殻のカーブをスプーンのように使って身を剥がし、口に運びます。トマトソースを上手に絡めながら食べると最高です。

殻付きのムール貝は食べるのに手間がかかり、手もベトベトに汚れてしまいますが、それを差し引いても食べる価値があります。食べ始めたら山盛りのボールもあっという間に空っぽになります。最後に残ったソースも、貝の旨味がきいているので、残らずパンにつけて食べます。

ボートハーバーに生息するムール貝

10年以上前の昔のことですが、夫の友人の家に遊びに行ったときに、おいしいチリマッスルをいただきました。話を聞けば、その人のボートを停めているボートバーバーから採ってきたムール貝とのこと。レストランで食べるものより身が大きくプリプリして食べ応えのあるムール貝でした。

「そんなに気に入ったのなら、今度、採りにおいで」と言われたので、早速行ってみると、ボートを停める柱の水中の部分に、ムール貝がくびっしりとくっついているのを見てびっくりしました。好きなだけ持っていっていいよと言われ、バケツ1杯のムール貝を無料でいただきました。

喜び勇んで自宅に持ち帰りましたが、下処理がかなり大変でした。まず、タワシでよく貝の表面を磨いて、その後ムール貝の脇からはみ出ている毛のようなものを取り除くのにかなりの時間がかかりました。

トマトソースにしなくても、白ワインで蒸すだけでもおいしいというので、教えてもらった通りに、シンプルにワイン蒸しにして、お腹いっぱい食べました。半分は次の日にトマトソーススパゲッテイにして食べました。今までで一番おいしいと思ったムール貝です。

今から思えば、そのボートハーバーのあたりは毎日たくさんのボートが行き来していて、水はあまりきれいとはいえない場所だったような気がします。何年か後に、そのボートハーバーへ行ったときには、もうあの鈴なりになったムール貝をみることはできませんでした。

自生のムール貝はリスクもあり

ムール貝について調べてみました。ムール貝は、汚水環境にも強く繁殖力も高いので、発電所の取水管を詰まらせたりといった被害を引き起こした例もあり、あのボートハーバーにとっては、迷惑な存在だったのかもしれません。また、ボートがたくさん並んでいる環境は、別な意味で栄養豊富な水質なのかもしれません。そのためムール貝が巨大に育ったのでしょう。

また、養殖でなく自生しているムール貝には、エサの有毒プランクトンにより食中毒を引き起こす危険性もあるのだそうです。もちろん、スーパーや鮮魚店で売っているムール貝やレストランで出されるムール貝にはそんな心配はありません。

何も知らずに、ボートハーバーから採ってきたプリプリのムール貝を楽しんだことは、いい思い出です。レストランでおいしいチリマッスルを食べるたびに思い出す懐かしいエピソードです。

 

今日の笑顔にありがとう。